中学受験をテーマにした小説を読んでみた!小学生の我が子に読ませたいのはどれ?

 

中学受験 小学生 本


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こんにちは、nonbiri_shufuです♪


最近立て続けに「中学受験」をテーマにした小説を読んでみました。ドラマにしろ小説にしろ、私ってこういう「ママ友イザコザ系」好きだよなぁw


1つ目の作品は読後感も良かったので、最近小説を読むのが好きになってきた我が子に勧めたいと思います♪





藤岡陽子「金の角持つ子どもたち」


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藤岡陽子さんの作品は複数読みましたが、どれも面白いので大好きな作家さんです。


大好きな作家さんが書いた中学受験の本なんて、読むしかないでしょw


ネットでのレビューも高かったので期待してましたが、確かに面白かった!ラストも現実的で前向きな幕引きなので読後感も良かったです。



小説とはいえ、塾の先生の考え方や子供にかける言葉が素晴らしい!!


なんとなく塾の先生って「営利優先」みたいなイメージがありますが、こんなに素晴らしい考え方をする先生もいるのだろうか?


いや逆に塾の先生の方が学校の先生みたいに雑務に追われない分、子供たちのことをよく見ているのかもしれませんね。


この小説に出てくる塾の先生の考え方に私も賛成です。そもそもテストで0点を取ろうが、1日も学校に行かなくても進級できる日本の義務教育システムっておかしいと思う。。。


<あわせて読みたい>




そういえば最近国連が日本に「特別支援学級のようなものを作らず、全員同じ学級で学ぶべき」という勧告を出したとニュースに出てましたが、う~ん、、、国連の方々は日本の特別支援学級を実際に見学したことがあるのだろうか??


子供に聞いてみたら特別支援学級に所属していても、その子は当然通常学級にも席があり、科目によっては合流しているのだとか。


こんなにきめ細かく対応している日本の学校の状況を分かっているのかな~?特別支援学級を失くしたら、学校に居場所がなくなって辛い子供たちもいると思うのですが、、、。




話がそれましたが、「金の角を持つ子どもたち」は親同士の見栄の張り合いなどドロドロした部分は書かれておらず、目標に向かって挑戦する子供に焦点を当てているので、我が子にも読ませてみようと思いました(^^)


<追記>

その後、子供に読ませましたが、面白かったようで子供も一気読み。今年読んだ本の中で一番面白かったとのこと。





朝比奈あすか「翼の翼」


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これも中学受験をネタにした小説。「金の角を持つ子どもたち」と同じくレビューが高かったので、読むのを楽しみにしていました。


表紙の子供の泣きはらしたような顔を見てちょっと嫌な予感はしていましたが、予感的中wこれは「金の角を持つ子どもたち」のような爽やかな中学受験チャレンジ小説ではなく、ずっしりと重い内容でした。


レビューでは「感動して泣いた」という声もあったけれど、私は外面を気にしてばかりの見栄っ張りな母親や義母、中学受験に失敗したコンプレックスから子供に八つ当たりする父親に終始ムカムカしてきました。この両親には全く共感できず。


けれど「次はどうなっていくのだろう」というストーリー展開の上手さで一気読みしてしまいました。


内容が良ければ我が子にこの本を勧めようかな、と思いましたがこれは小学生に読ませるには刺激が強すぎる(-_-;)


子供に勧める本は一回自分が読んでみてから与えるようにしていますが、これも事前に読んでおいて良かった。


ちなみに話題になった「君たちはどう生きるか」も作者の考え方が社会主義的で苦手だったな~。







尾崎英子「きみの鐘が鳴る」


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この作品で初めて尾崎英子さんの本を読了。


作者は同年代かつ自身の子供が中学受験を体験したばかり、とのことで期待しましたが、内容も読後感もイマイチでした。。。


中学受験に向けて塾で頑張っている色々なタイプの子の成長を書いた作品ですが、子供よりも力が入り過ぎている威圧的なお父さんの話とか、「二月の勝者」のパクり??と思ってしまった。


とか言いつつ最後の結末が気になって一気読みでしたが、ヒステリックな親が複数登場するのでわざわざ子供を不安にさせることもないかな、と思い、我が子には勧めませんでした(^^;)








中学受験が毒にも良薬にもなるのは親次第

中学受験 親子で勉強 家族


実際に中学受験をしている家庭を見てきていますが、受験が子供にとって毒になるか良薬になるかって親次第だな~と思ってしまいます。


頭はいいかもしれないけれど、親から余計な知識を刷り込まれて性格が歪んでしまった子も知っているし、子供の適性を見極めてその子に合っている学校に入り、中学生活を楽しんでいる子もいる。


確かに自分自身は高校・大学受験の最中も意外とあっけらかんとしていた記憶がありますが、どうして子供のことになると力が入っちゃうんでしょうねw


ましてや格差がどんどん広がっているこのご時世。


親としては努力をしない・自分の頭で考えて来なかった人間にどんな未来が待っているのかを教える必要があるのも理解できますが、必要以上にプレッシャーを掛け過ぎて子供を委縮させるのもイヤだし、親になるのが大変な時代になってきましたね( ̄▽ ̄;)



そう考えると、若者が「結婚しなくてもいいや」って思う気持ちも分かる気がする・・・。







<まとめ>

中学受験 子供を応援する親


高校受験や大学受験に比べてネタになりやすい中学受験。人のふり見て我がふり直せで狂気に溢れた毒親にならないように気を付けたいと思いました。


ドラマ化された漫画の「二月の勝者」も読んでみたいです。でも漫画喫茶に行くのって何となく勇気がいるんですよね。。。




ドラマ版「二月の勝者」は観ました。と~っても良かったです(*^▽^*)









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