本を沢山読んだのに国語のテストで点を取れなかった私のダメな読み方

子供の頃から読書が好きだった私。

部活が忙しかった中学時代と高校・大学受験のとき以外はずっと読んでいたと思います。


本を沢山読む 国語の成績に比例しない


そんな私ですが、国語は中学も高校も苦手科目。
(小学校時代は割と良かった気がします)

授業もちっとも面白いと思えなかったし、テストの点もパッとしない。

学校の先生は「読解力をつけたければ本を読もう」と言っていました。

私はいっぱい本を読んでいたのに成績が悪いので、この言葉は信じられませんでした。



そして月日は流れ、私も親になりました。

本を全く読まない上の子はなぜか国語の成績が良いです。

学校で先生も「国語の成績を上げたければ本を読もう」と言っていたとのこと。


・・・・。


本をよく読む私が国語のテストで点数が取れないのに本を全く読まない上の子がなぜ点数を取れるのか?

私なりに考えてみました。






速読&斜め読みの習慣


本 速読 斜め読み


私が本を読むペースはかなり速い方だと思います。

というのも、そんなにじっくり読んでいないからw

小説は小説でも山崎豊子さんの本(代表作は華麗なる一族や白い巨塔)など、話の展開を充分理解しないとよく分からなくなってしまう本なら多少読むペースを落としてじっくり読みます。

けれど林真理子さんの本のように気軽に読めるタイプの小説なら会話の内容などは適当に読み飛ばしてしまいます。

この斜め読みの習慣が身についているから国語のテストの長文読解でじっくり読むことができないのかも?






興味がなければすぐ読むのをやめる


興味が無い本は読まない


タイトルや表紙のデザインで「面白そう」と思って図書館で借りてきた本でもちょっと読んでみて「好みじゃないかも...」と思ったらすぐ読むのを止めるタイプです。

だって読書なんて自分にとっての趣味の世界。

好きでやっていることなのに興味の無い文章を読むことほど苦痛なことはありません。

活字が好きでも興味の無い内容の文章だと読むのも億劫に感じるので国語のテストで長文が出てくるだけで面倒に思えてきます。

やっぱり趣味の範囲で好きな文章を読むのと、テストで興味の無い文章を読むのじゃ頭への入り方が違います。






作者の考えなんてどうでもいい


作者の考えを気にしないで本を読む


国語のテストに出てくる問題って大体「作者がどういう意図で書いたものか」を問う問題。

でも私にしてみれば作者の意図なんてどうだっていい。

普段小説を読むときも「このとき作者はどういう想いで書いているのだろう」なんて考えずに単に話の展開を楽しんでいるだけ。

なのでテストで「このときA子の気持ちはどうだったのか説明しなさい」と問われてもよく分からない。

だってA子のことなんて私は興味が無いんですものw

いやむしろA子の気持ちなんてA子に直接聞いてみないと分からなくね?と思います。

友達が怒っているかな~?なんて心配していたけれど実際には何とも思われてなかった、とかよくある話ですしね。


架空のA子の気持ちを推測するぐらいなら「この文章を読んでその問題点と改善策を100文字以内で書け」という問題の方がよっぽど生産的な気がします。

こんなひねくれた解釈をする私が点を取れるはずがありません。。。






古文を必修にする必要はあるのだろうか


古文 つまらない


高校受験と大学受験で私を悩ませたのが古文!

こればかりは頑張って暗記するしかないのですが、興味が無いので全く頭に入らず。

結局不完全な状態のまま受験することになりました。


そもそも古文を必修で習う必要ってあるのだろうか...。

勉強には「無駄」と思っても後々役だったことは多々あるけれど、古文に関しては社会人になってから1ミリも役立っていません。

日本の文化として「こんなものがあった」程度に紹介した後は興味がある方だけ大学で研究すればいいのでは?





なぜ子供は国語で点が取れるのか


上の子は全く本を読まないし、「本の何が楽しいのか分からない」とまで言っています。

けれど国語のテストの点は良く、長文読解問題もほとんど解けています。

先生が言う「本を沢山読むと国語の成績が上がる」という言葉を真に受けると実に理不尽だ~と思うのですが、我が子は文章をじっくり読むのが得意なのかも。

取扱説明書を事前にきちんと読むので、新商品でもすぐに使いこなしてしまいます。

人の説明もじっくり聞けるので私のように後から「あの人何て言ってたっけ?」と聞き返すことも無い。

本をよく読むかよりも「集中して読める能力があるか」の方が大事なのかも。






それでも読書にメリットもあり


読書量と国語の成績が比例しないにしても、いっぱい本を読むことで国語のテストで点を取るために得られた知識もあります。

例えば語彙力。

口語では使わないような表現を知ることができました。

漢字の読み方にも強い方だと思います。

漢字の書き取りは本を読むだけだと身に付かないので(私の場合は)、漢字を覚えるためにはひたすら不要な紙に書いて練習していました。






<まとめ>


趣味 本 楽しい


というわけで、本を沢山読むことで得るものはあるものの、必ずしも国語の成績には直結しないというのが私の意見です。

私は文系だったので受験科目は国語・英語・世界史でしたが、最後まで国語は足を引っ張り続けました。

結局不得意な国語を伸ばすよりも得意な英語・世界史でカバーする作戦にしましたが、それでも第一希望に受かったので結果オーライw

受験勉強から解放された今、単なる趣味として読む読書は最高です(^_-)-☆








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