夏休みも終わりに近づいた8月下旬、家族で面白い消しゴムを作っている株式会社イワコーの工場見学に行ってきました。
今まで大手企業の工場見学ばかりだったでガラス越しに見学、というスタイルが多かったのですが今回のイワコーさんは町工場といった感じ。
実際に消しゴムを作っている機械を間近で見たり、創業者の話を聞けたり、見学者と会社の距離が近い、ユニークな工場見学でした(^^)
<イワコーの工場見学基本情報>
●アクセス
つくばエクスプレス八潮駅 徒歩13分
※HPを見ると駐車台数に制限があるようなので、公共交通機関の利用をおすすめしています。
●工場見学開催日
毎週土曜日
※夏休み期間は平日の実施もあるようです。詳しくはイワコーさんへ直接お問い合わせください。
●予約開始日
毎月月初に予約専用ダイヤルにて2ヶ月先の予約を開始
※例:9月1日に11月全ての予約を開始
●見学対象者
小学生以上
案内してくれたのはなんと創業者!
実際に工場内を案内してくれたのはなんと84歳の創業者!!
以前は社長をしていたそうですが現在は息子さんに社長業を譲り、自身は会長などの役職には就いていないそうです。
小学生は見学しやすいように大人の前に並ばせてくれたり、案内も慣れた様子でした。
なお工場内は写真撮影可能、とのことでした。
工場内に飾ってあった消しゴム。
一見消しゴムとは思わず、レゴかと思ってしまいました!
廊下にも消しゴムが飾ってありました。
消しゴムに色を付ける顔料を混ぜる混合機
材料がノズルの先からピューッと出てくる様子が見られます。
イワコーの消しゴムは単品で50円。
単価が安い割に消しゴムを作る金型が500万円ほどするので、何十年も消費者に飽きられない定番の消しゴムしか作れないそうです。
イワコーの商品を買えるのは文房具屋・100円ショップ・お土産屋など。
空港や観光地のお土産屋では「寿司」などの日本的な消しゴムが外国人によく売れているそうですよ(^^♪
消しゴム作りを支える内職の方々
イワコーの消しゴムの各パーツは作りは機械が24時間作っているそうですが、パーツの組み立ては内職の方々が行っているそうです。
この工程は機械化できないとのことでした。
機械化が進み、どんどん人間による仕事が減っている昨今ですが、「内職ありませんか?」と刑務所など色々な方面から問い合わせが来るそうです。
実際に消しゴムを組み立ててみた!
見学の最後に実際に消しゴムを組み立てる体験ができます。
組み立て体験の前に創業者さんから中国製のコピー商品に悩まされていること、創業から現在に至るまでの苦労話を沢山伺うことができました。
まさにテレビ東京の「カンブリア宮殿」を生で視聴している感覚でした(#^.^#)
創業者さんは会社が何度も危機に陥った経験から、「会社は常に変化していないとダメだ」と思うようになったとか。
ときおり毒舌もミックスしたお話に大人は大爆笑でしたw
組み立て前の消しゴムパーツが全員に配られます。
我が家のときは「鉛筆削り」が男女共通、「ケーキ」は女性のみ、「電車」は男性のみ。
完成♪
消しゴムを差し込む向きを間違えたのでぴったりフィットしておらず、創業者さんに指摘されてしまいました(^^;
組み立てた消しゴムは袋に入れてお土産として持ち帰ることができます。
以上で工場見学は終了です。
工場内で消しゴムが半額で買えます♪
2階ではお店で売られている消しゴムが半額で購入できます!
種類が豊富で子供たちが楽しそうに選んでいました。
なお工場見学は予約制ですが、消しゴムだけを買いに行くことは予約無しで可能だそうです。詳しくはホームページでご確認ください。
消しゴムを購入した際に見学人数分のお土産も貰えました。
<まとめ>
大人も子供も楽しめる消しゴム工場見学、夏休みの良い思い出になりました。
そういえば私も子供時代に消しゴム集めるの趣味だったなぁ...w
何より創業者さんのブラックジョークを交えた説明が最高です。
一度引退したそうですが、周囲のリクエストに応えてまた工場見学の案内係として戻ってきたそうです。
予約を取るのが大変ですが、是非創業者さんが元気なうちに見学に行くことをおすすめします!
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