中学受験を終えた我が子も4月の怒涛のスケジュールを乗り越え元気に通学中♪親としては一番大変な時期を乗り越えて少しホッとしているところです。
我が家の場合は上の子は学区の公立中学に進み、下の子は私立中受験と別々の道を歩むことになりました。親としても公立と私立の違いを見るのが興味深いです。そして思ったのが、中学受験はあくまで任意の受験。その子に合っているかどうか見極めないと最悪家庭崩壊も引き起こしかねないということ。
せっかく猛勉強して憧れの学校に入ったのにその後不登校になってしまった子も知っています。そこで中学受験経験者として入学を志す前に見極めておきたいポイントを書いてみようと思います。
中学受験が適切かどうかの見極めポイント
●子供本人に学びたい気持ちがあるのか
先日授業参観に行きましたが、私立中学の授業進度はめちゃくちゃ早いです。公立中学では4月下旬にやっと授業が始まったのに、私立中学では4月にもう1単元が終了していましたw
宿題の量も公立よりだいぶ多そう。とはいえ宿題が終わらなくて睡眠が削られるほどではありません。そもそも中学受験のときに膨大の量の宿題をこなしているので、受験生時代に比べればマシなのかも。
子供曰く、特に数学は分かっていることが前提で授業が進んでいくので予習が必要なんだとか。(まるで高校のようですね)
この様子を見ていて、本当に勉強したくて受験した子でないと入学後はかなり辛い思いをするだろうな、、、と思いました。「地元の中学に行きたくないから」という理由だけで安易に受験に走ると結局その子が潰れてしまうかも。
私自身も勉強だけやっていればいいとは思っていないので、「通学時間が短くて済む公立中に進んで趣味や部活に時間を注ぎたい」という子供の意思があればそれも良いかと思います。
公立中に進んでもその後名門高校に入学している子も沢山知っているし、結局頭がいい子ってどんな環境であっても自分で勉強するんですよね。「ハイレベルな環境で勉強がしたい!」という想いを小学6年生の時点で抱いていなければ、受験は見送った方がいいと思いました。
●学校までの通学時間に無理はないか
通学時間は本当に大事。個人的には数ポイントの偏差値の違いよりも「いかに自宅から通いやすいか」を重視してほしいです。もちろん子供の意向を重視しつつも、あまりにも自宅から通いにくい学校は候補から外してもいいのでは?
学校見学に行くときは電車も空いている日中に移動することになるので通学の大変さまで気が回らないかもしれませんが、私立中ともなると土曜日も含め週6日の通学になることもあります。
大人でも週5日満員電車での通勤はかなりストレスが溜まると思うので、ましてや小柄な中学1年生のストレスはかなりのものになるでしょう。なるべく乗り換えが少なかったり、比較的空いている下り路線で我が子に合った学校を探してみたりするのもおすすめです。
高校に比べて私立中学の数の方が少ないので、どうしても選択肢が多い都心の方が有利になりますが、もし無理なく通える範囲に素敵な中学校がなければ焦らなくても高校受験で頑張ってみるのも良いかもしれません。
偏差値が高い学校に進もうとも、毎日の通学がストレスになってしまっては何の意味もありません。毎日通学していれば多少慣れてくる部分もありますが、是非受験前に我が子が無理なく通えるかどうかを考えてみてくださいね!